「現世で再誕し二度目の人生を本気で生きる」ということについて その5 8年近く本気で生きてきた「二度目の人生」を振り返って

子供の化学者のイメージ画像 現世で再誕し二度目の人生を本気で生きる

「二度目の人生」における「好きなことを好きなだけやりたい」ということについて

 前世(一度目の人生)における子供時代から大学時代にかけて描いていた科学者になるんだという夢」が挫折してからの人生の大半を勤務した自衛隊再就職先再々就職先、いずれもやり甲斐と誇りを持てる職業であり、誠心誠意、全力を出して職務を遂行して、それなりの評価と待遇を得ることも出来ましたが、何か違う、これが本当に望んだ生き方なのかといった違和感を強く抱き続けて来ました
 それは(「やりたいから」という本心からではなく「やらなければならないから」という)義務感に基づくものであり、大学時代までのように、本気で「好きなこと」に取り組んでこなかったからだと思います。

 今から8年近く前の2016年、『今日の還暦を以て現世で再誕し、二度目の人生」を「全く新しい人生」として生きたいと考えました

 そして、『「二度目の人生」においては「好きなことを好きなだけやりたい」』と思いました。
 その時、真っ先に頭に浮かんだのは、大学時代以来学び続けてきた生物化学(生化学)や栄養化学等の知識を活かした仕事をしたいというものでしたが、直ぐに、学位も実績もないのにそれは無理だろうと思いました

「二度目の人生」における「本気の生活習慣の改善」について

 一方、健康状態がそれまでの人生で最悪になりつつあったため、「先ずは健康を取り戻さなければ何も始めらない」と考え、生活習慣の改善に本気で取り組み始めました
 そして、その「生活習慣の改善」の結果、様々な生活習慣病に片足を突っ込んでいるくらい悪化していた状態から、健康診断結果の数値や自覚だけなら前世(一度めの人生)における20代頃と変わらないくらい健康な状態に戻すことが出来ました

「生活習慣の改善」の難しさについて

 私が取り組んでいる「本気の生活習慣の改善」のことを知人に話すと、良くて「健康リテラシーが高い」と、酷い場合は「健康オタク」と揶揄われます。

 YouTubeなどを見ていると、「ダイエットに失敗した。」「生活習慣の改善は面倒で続かない。」といった類の話が流れてきます。
 確かに、運動が嫌いな人が運動を続けたり、甘い物が大好きな人、特に「糖質依存症」になっている人が甘い物を我慢したり生理的に野菜嫌いな人が野菜を食べ続けることには相当な苦痛を伴うものだと思います。

 しかも、「生活習慣の改善」の方法等については一応のガイドライン的なものはありますが、未解明な部分があったり、専門家の間でも意見が分かれていたり、同じ方法でも一人一人で合う合わないということがあるようです。
 また、私の場合と同じように、健康診断においては「生活習慣を改善するように」「食生活に気をつけるように」等と指導を受けただけでおわり、成人病等としての治療を受ける前の境界型(予備群)程度の段階であれば専門医に相談する機会もないのが現状です。

 このため、そうした指導を受けただけの人は、「少しは気をつけるか」と思う程度のまま悪化させてしまう場合も多いようです。
 また、ある程度本気で治そうとして本を読んだり人に聞いたりYouTubeを見たりと、色々と勉強して努力をしているつもりだったのに、中途半端とか誤った努力のため、結果が出ないどころか、返って健康を害してしまうというような場合もあるようです。
 私も、一時期、そういった状態でした

 そういった人達にとって本当に必要な生活習慣の改善」は「苦行」のようなものかもしれないと思います。
 知人が私を揶揄うのは、「私がそうした苦行を何年も続けている」と思いながら私の話を聞いるからだと思います。

「生活習慣の改善」という自分自身の体を使った「本気の科学実験」について

 「生活習慣の改善」における絶対的なマニュアルのようなものが無い以上、私にとっての生活習慣の改善」特に「食生活の改善」は、「逆流性食道炎になった原因や健康診断の結果が最悪となった原因を解き明かし、それらの原因を取り除いて健康な体を作る」という子供の頃から大好きだった科学、しかも大学時代以来学び続けて来た生物化学(生化学)や栄養化学等の知識をフルに活かしながら取り組める「科学実験」のようなものです。
 しかもその実験が自分自身の体を使ったものなので、絶対に失敗は許されず自ずと本気で取り組むことになりました。

 また、「運動」も子供の頃から大好きな自転車に乗りながら人との触れ合いや人の優しを感じるということであり、「7時間睡眠」も工夫と努力を重ねて十分な質と時間の睡眠が出来たという成果を出せば出すほど満ち足りた気分となり本気で取り組めます

 最初は「好きなことを好きなだけする」という「目的」を達成するための条件作りのために始めた「生活習慣の改善」という「手段」は、「苦行」どころか、「大好きな科学」という「大好きなことそのものになりました。
 そして、再々就職先を退職後は、睡眠時間も含む1日24時間全てを、「生活習慣の改善という好きなことを好きなだけする」ために使えるようになりました。

 前回の『「二度目の人生」における「本気の生活習慣の改善」~その10 まとめ〜8年近くの「改善」の成果等について』において、健康を取り戻せた要因は「二度目の人生を本気で生きるために本気で生活習慣の改善に取り組んできたこと」等と書きましたが、それよりも「生活習慣の改善」が「好きなだけしたい好きなこと」であったからだと思います。

前世(一度目の人生)」の子供時代に描いていた「夢」について

 振り返ってみると、前世(一度目の人生)」の子供時代に描いていたと思い込んでいた科学者になるという夢は果たすことが出来ませんでしたが、子供時代に描いた夢は『「科学者」という「職業」に就きたいということではなかった思い出しました

 子供の頃は、自然の中の豊かな動植物夜空いっぱいに輝く星々起伏に富んだ地形急変する天気恐ろしい鉄砲水等を見ているだけで不思議で、美しくて楽しくて怖くて、「そういったことをもっともっと知りたい解き明かしたい」ということだったと思います。

 そして、両親が買ってくれた子供の科学という雑誌の付録の鉱石ラジオ等を組み立て、それらから様々な刺激を受けて、裏山に登って鉱石を探したり、それらを使って検波器の自作にチャレンジしたり、両親にねだって名古屋市の専門店に連れて行ってもらって部品を買い集めて真空管ラジオを自作したりしたのも、「もっともっと役立つ物を作りたい、複雑で凄い物を作りたい」、そう「自分で工夫して作りたい」ということだったと思います。

 子供の頃に描いた「不思議なことを自分で調べて解き明かしたい」「役立つ物、複雑で凄い物を自分で工夫して作りたい」という「夢(目的)」を果たすための「手段」であった「科学者になる」ということが、何時の間にか「科学者になりたい」という「夢(目的)に変わってしまっていたのだと思います。

「一度目の人生」から続いている「解き明かしたい。作りたい。」という夢について

 「解き明かしたい。作りたい。」という「夢」を果たすために「科学者になる」という「手段」には失敗しました
 しかし、「解き明かしたい。作りたい。」という「」については、「逆流性食道炎になった原因」「健康診断の結果が最悪となった原因」を解き明かし、「逆流性食道炎の無い健康な体」を作るという「二度目の人生」における「」の実現に取り組んでいるんだと思うようになりました。

 「前世(一度目の人生)」の子供時代に描いていた」の一つ目を「再誕後の二度目の人生」の8歳頃になって果たしつつあるように感じています。

 そして、「二度目の人生」が続く限り、「体の不調の原因を解き明かし」「健康な体を作り維持する」という「夢」を実現する努力は続きますが、私の「解き明かしたい。作りたい。」という「」はこれだけで終わることはありません

両親や先生方に対する感謝について

 子供時代に「当時は贅沢品と言える子供でも乗れる自転車」や「子供の科学という雑誌」を買ってくれ、大学進学に際しても「お前の好きな道を自信を持って進め」と背中を押し、「夢」を描かせてくれた両親に改めて感謝するばかりです。

 そして、理科実験の時に助手の真似事をさせてくれた小中学校の先生方や、大学時代に、特に、ドイツ語や英語が苦手でご迷惑をかけながらも卒論実験に際して色々と教えてくれた担当教授はじめ、多くの先生方に対して深く感謝しています。

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