2025-01

生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 63~生命と健康長寿に必要なビタミンEの摂取基準と摂取量等 1

不足しがちなビタミンD、ビタミンB群やビタミンCのサプリメントが売れているのは理解できるが、不足が起きることは稀であるとされているビタミンEのサプリメントも売れているのが不思議。α-トコフェロール以外の同族体はビタミンEとしての活性が低い。
生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 62~生命と健康長寿に必要なビタミンDの摂取基準と摂取量等 3

一般の食品から摂取するビタミンDだけでは免疫力の調整、癌や糖尿病等の生活習慣病の予防には不足するため、サプリメントからもビタミンDを摂取している。ビタミンDのサプリメントを摂取し始めてから風邪を引かなくなり、花粉症が無くなる等の効果を実感。
生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 61~生命と健康長寿に必要なビタミンDの摂取基準と摂取量等 2

ビタミンDは、摂取量の日間変動が非常に大きく、かつ、総摂取量の8割近くが1種類の食品群である魚介類(鮭、鰯、鯖)に由来するという特殊な栄養素である。ビタミンDの食事摂取基準の活用に当たっては、各個人の環境・生活習慣を考慮することが望ましい。
生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 60~生命と健康長寿に必要なビタミンDの摂取基準と摂取量等 1

ビタミンD不足・欠乏の判定指針では30ng/mL以上をビタミンD充足、20ng/mL以上30ng/mL未満をビタミンD不足、20ng/mL未満をビタミンD欠乏とした。この参照値を採用した場合、欠乏/不足者は男性:72.5%、女性:88.0%
生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 59~生命と健康長寿に必要なビタミンAの摂取基準と摂取量等 2

ビタミンAの摂取量は推奨量850μgRAE/日の2倍近い約1,600μgRAE/日。人参以外の食品からのビタミンAの摂取を大幅に増やすために肉類や魚類、特にそれらの肝臓や卵、ほうれん草等の摂取を増やすとたんぱく質や食物繊維が過剰摂取となる。
生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 58~生命と健康長寿に必要なビタミンAの摂取基準と摂取量等 1

ビタミンA欠乏症は、夜盲症、成長阻害、骨及び神経系の発達抑制、上皮細胞の増殖障害、皮膚の乾燥、免疫低下などから感染症にかかりやすい。ビタミンAサプリメントの多くが耐容上限量を超え、その3倍近い7,500µgRAEという驚くような商品もある。
生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 57~生命と健康長寿に必要な炭水化物の摂取基準と摂取量等 3

食物繊維の摂取量は47.0gで日本人の食事摂取基準(2020年版)の目標量(20g/日)より27g/日多い。全食物繊維摂取量中、上位10食品からの摂取量62%に対して11位以下の食品からの摂取量38%と多様な食品から食物繊維を摂取している。
生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 56~生命と健康長寿に必要な炭水化物の摂取基準と摂取量等 2

アメリカ・カナダの食事摂取基準を参考にすると24g/日以上を目標量とすべきだが、日本人の食物繊維摂取量はこれよりかなり少なく実施可能性が低いため、日本人の摂取量の中央値(13.7g/日)との中間値(18.9g/日)を目標量算出の参照値とした
生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 55~生命と健康長寿に必要な炭水化物の摂取基準と摂取量等 1

糖質の栄養学的な主な役割は、脳、神経組織、赤血球、腎尿細管、精巣、酸素不足の骨格筋等、通常はぶどう糖(グルコース)しかエネルギー源として利用できない組織にぶどう糖を供給。食物繊維摂取量は数多くの疾患と有意な負の関連が報告されている稀な栄養素
生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 54~生命と健康長寿に必要な脂質の摂取基準と摂取量等 6

一価不飽和脂肪酸の摂取源は、ナッツ類、黒胡麻、大豆製品等で、オリーブオイル等は一切摂取していない。トランス脂肪酸は殆ど摂取していない。食事性コレステロールの摂取源は3/2以上が鶏卵、残りは縮緬雑魚(しらす干し)、鶏胸肉、鯖缶、鮭、鰯缶の順。