8年近くの「本気の生活習慣の改善」の概要
今から8年近く前の2016年『自分は、今日の還暦を以て、現世で再誕、即ち、生まれ変わって「二度目の人生」をやり直す』ことを今後の自分の生き方にしようと決めました。
「再誕(生まれ変わって)」とし、「二回目の人生(セカンドライフ)」ではなく「二度目の人生」としたのは、「還暦以降の人生」を「それまでの人生の延長線」や「余生」「オマケ」として生きるのではなく、「全く新しい人生」として、「一度目の人生」と同等の時間(60年間)を、「一度目の人生」と同等に健康で、「一度目の人生」以上に充実した人生を生きたいと考えたからです。
その時以来、『「二度目の人生」においては「好きなことを好きなだけやりたい」』と思うとともに、『そのために先ずは健康を取り戻さなければ始めらない』と考え、生活習慣の改善に取り組み始めました。
特に、再々就職先を退職後、それまでは時間的に不可能であった「完全自炊」と「7時間睡眠する努力」を始め、また、前世(一度目の人生)の子供時代から大好きな自転車でのUberの配達によって運動量も大幅に増やしました。
その後、「二度目の人生をやり直す」から「二度目の人生本気で生きる」とした上で、「本気の生活習慣の改善」に取り組んできました。
前回までの9回に渡って、そうした「本気の生活習慣の改善」について書いて来ましたが、今回は、その成果等について書きます。
逆流性食道炎と健康診断結果の改善等の概要
8年近くの「本気の生活習慣の改善」の結果、10年間私を苦しめ、毎日、ネキシウムという強力なプロトンポンプ阻害剤(胃酸抑制薬)を服用しなければならなかった逆流性食道炎は、この数ヶ月間、1度も同薬を服用する必要がないほど改善出来ました。(Uberの配達時等の運動をしている時に、時々、軽い胸焼けを感じる時がありますが、ネキシウムを服用するまでもなく、胃酸を中和するために少量の薄い重曹水を飲むだけで治ります。)
また、健康診断結果の全数値を正常参考値の範囲内に戻すとともに、最悪時の体重65.6kg、肥満とされるBMI25.1から、前世(一度目の人生)における20代頃と同程度の体重50kg前後(-16kg前後)、BMI19前後(-6前後)までダイエットすることが出来ました。
これらの結果は、食生活、運動量、睡眠時間の改善の総合的な成果だろうと考えています。
なお、筋肉量の簡易的な目安とされている脹脛の周囲長が、再々就職先の退職後の2022年4月以来2年半近くの間、36cm程度を維持し続けていますので、減量したのは体脂肪だけであり、筋肉量は維持出来ていると思います。
また、体重を減らし過ぎることも健康に悪影響を及ぼすとされていますので、食事量を調整しながら、現在の体重を維持して今年の健康診断を受けるよう考えています。
そして、腎機能のクレアチニンとeGFRの数値がいまのところは正常値の範囲内ながらも、健康診断結果の全数値の中で唯一悪化の一途を辿っていて、このまま悪化し続けると数年経たずして、 eGFRの値が60を下回り、慢性腎臓病(CKD)の疑いがあるとされるG3aのステージとなる可能性が高いことを懸念しています。
その原因が食事内容にあるとすれば、5大栄養素のうち、唯一、大幅な過剰摂取を続けていた蛋白質にあるものと思っています。
このため、現在は、日々の食事内容と量を表計算ソフトのNumbersで計算しながら、蛋白質だけではなく、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルを含む5大栄養素について過不足ないように詳細に管理しています。
免疫力とアレルギー(追記&補足)
振り返ると、多忙極まる仕事のため、生活習慣が一番乱れていた前世(一度目の人生)における40代、50代の頃は毎年のように風邪をひき、2年に一回程度は仕事を休み、病院に行っていましたが、二度目の人生における生活習慣の改善を始めてからは、仕事を休んだり、病院に行く必要のあるような風邪を引いたことは一度もありません。
幸いなことに新型コロナウィルスを含む他の感染症に罹ったことも一度もなく、風邪気味かなと感じて葛根湯を服用したことがある程度です。
また、風邪を引きやすかった頃における花粉シーズン中は、毎日、抗ヒスタミン剤を服用してもクシャミや鼻水が出る程の重度の花粉症に悩まされていましたが、今年の花粉症シーズンにおいては、花粉の飛散量が極めて多い日でも、帰宅後、念の為に洗眼液で眼を洗う程度で済むくらいまで軽減しました。
更に、頭皮や外耳等に湿疹が出来やすく、外耳の場合は耳垢も多くて外耳を塞いでしまった耳垢を耳鼻科で取ってもらったこともありますが、ここ一年近くはそうした湿疹とはほぼ無縁となることが出来ました。
免疫バランスが整い、感染症に対する免疫力が高まると同時に、アレルギー反応が収まってきたのではないかなと思っています。
幼児期に清潔過ぎる環境で育つと免疫力が弱くなったり、アレルギー疾患になりやすくなると言われていますが、私の場合、風邪をひきやすかったり、花粉症や湿疹等に悩まされてきた原因は、食生活等の生活習慣の乱れにあったと思っています。
なお、年齢とともに怪我の治りが遅くなるとされていますが、今の所、擦り傷程度であれば、以前と比べて治りが遅くなったという感じはしませんので、皮膚の再生能力もある程度は維持しているものと思っています。
精神的効果(追記&補足)
大学を卒業して自衛隊に就職してから再々就職先を退職するまで、やり甲斐と誇りを持てる職業であり、それなりの評価と待遇を得ることも出来た一方で、今思い返してみれば、担っている責任による重圧感を感じ続け、また、人間関係でストレスを感じ続けてきた43年間でもあったと思います。
また、その多くの期間は食生活が乱れ、睡眠不足も日常化していたことから、精神的にも様々な悪影響があったと思います。
古代ローマの詩人の名言とされる「健全なる精神は健全なる肉体に宿る」は、本来の意味が誤って伝わったものだとされていますが、私は、真実を現した言葉だと思っています。
私としては最高にバランスの取れていると考えている食生活、(過剰かもしれないが)十分な運動、ほぼ過不足ない睡眠が、健全なる肉体を取り戻し、健全なる精神も宿っていると感じています。
また、サラリーマンの退職後における「社会的孤立」や「孤独感」が社会問題として取り上げられる中で、再々就職先を退職して、一人暮らしを続けることには一抹の不安もありましたが、Uberの配達によって、些細ながらも経済活動に参加しながら、人との触れ合いや人の温かさを感じることができており、孤独感や孤立感を感じることなく生活できています。
8年近くの「本気の生活習慣の改善」を振り返って
前世(一度目の人生)における還暦前後における最悪の健康状態を放置していたらもちろんのこと、改善を始めたとしてもそれが中途半端なままであったならば、今頃、糖尿病をはじめとして、循環器、肝臓、腎臓等、様々な生活習慣病を抱える結果とになっていた可能性が高いと思います。
それを防げた要因は次の3つだと考えています。
1 二度目の人生を本気で生きるために本気で生活習慣の改善に取り組んできたこと。
2 大学時代以来学び続けてきた生物化学(生化学)、栄養化学等の知識を基に、厚生労働省を始めとする多くの専門機関や専門家が推奨している内容を、健康診断の結果と自覚症状等に応じて適用して実践し、その結果に応じて更に改善を積み重ねて来たこと。
3 ネットで得た情報のうち、少しでも疑問を感じたものについては徹底的にエビデンスや反対意見等を確認し、怪しげな情報に騙されなかったこと。
前述したとおり、現在抱えている最大の懸念である腎機能を出来るだけ悪化させないようにしながら、引き続き生活習慣を更に改善していきたいと考えています。
また、自衛隊や再就職先、再々就職先での健康診断ではエコー検査があり、それによって脂肪肝と動脈硬化を指摘されました。
これらの原因となっていた肥満、脂質異常や高血糖についても大きく改善をしているので悪化はしていないとは思いますが、退職後に受けた2回の自治体の健康診断ではエコー検査が無いので、健康診断とは別にエコー検査を受けたいと考えているのですが、こうした場合に保険は適用されるのか、また、どうせなら人間ドックを受けた方が良いのか等、色々と迷っているところです。
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