生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 70~生命と健康長寿に必要なビタミンB12の摂取基準と摂取量等

ビタミンB12欠乏で巨赤芽球性貧血、脊髄及び脳の白質障害、末梢神経障害が起こる。ビタミンB12を含む食品は偏り摂取量は日間変動が高い。一度に多量のビタミンB12を摂取するよりも食事毎に2.0µg程度のビタミンB12を摂取する方が望ましい。
生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 69~生命と健康長寿に必要なビタミンB6の摂取基準と摂取量等

ビタミンB6は免疫系に重要。ビタミンB6欠乏でペラグラ様症候群、皮膚炎、舌炎、口角症、リンパ球減少、うつ状態、錯乱、脳波異常、痙攣発作が発症。ビタミンB6はエネルギー産生、皮膚の抵抗力増進、ヘモグロビン合成、神経伝達物質合成、脂質代謝に必要
生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 68~生命と健康長寿に必要なナイアシンの摂取基準と摂取量等

ナイアシンが欠乏するとナイアシン欠乏症(ペラグラ)が発症する。ペラグラの主症状は皮膚炎、下痢、精神神経症状である。魚類、鶏胸肉、鶏卵、大豆製品、きのこ類等からのナイアシン摂取量だけで推奨量14mgNE/日を上まわる20mgNE/日を超える。
生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 67~生命と健康長寿に必要なビタミンB2の摂取基準と摂取量等

ビタミンB2が欠乏すると、成長抑制を引き起こす。また、欠乏により、口内炎、口角炎、舌炎、脂漏性皮膚炎などが起こる。ビタミンB2摂取量上位2食品(ブロッコリー、鶏卵)だけで、全摂取量1.82mg/日中0.53mg/日を摂取していている。
生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 66~生命と健康長寿に必要なビタミンB1の摂取基準と摂取量等

ビタミンB1欠乏により、神経炎や脳組織への障害が生じる。ビタミンB1欠乏症は、脚気とウェルニッケ-コルサコフ症候群がある。ビタミンB1摂取量上位2食品(黒胡麻、ブロッコリー)だけで、全摂取量1.62mg/日中0.46mg/日を摂取している。
生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 65~生命と健康長寿に必要なビタミンKの摂取基準と摂取量等

毎日食べている挽き割り納豆40gからだけで目安量150μg/日の2倍以上の約370μg/日のビタミンKを摂取。ブロコリー、ワカメ、豆乳、鶏肉、鶏卵等からもビタミンKを摂取してるが、耐容上限量も設定されていないため詳細な摂取量の把握は不要。
生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 64~生命と健康長寿に必要なビタミンEの摂取基準と摂取量等 2

ビタミンEを含む食品は限られているため、漫然と食事しているだけだと不足する可能性がある。ビタミンEを豊富に含むアーモンド、ひまわり油、小麦胚芽等を、毎日、100g単位で食べるといった偏食しない限りはビタミンEが耐容上限量を超えることはない。
生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 63~生命と健康長寿に必要なビタミンEの摂取基準と摂取量等 1

不足しがちなビタミンD、ビタミンB群やビタミンCのサプリメントが売れているのは理解できるが、不足が起きることは稀であるとされているビタミンEのサプリメントも売れているのが不思議。α-トコフェロール以外の同族体はビタミンEとしての活性が低い。
生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 62~生命と健康長寿に必要なビタミンDの摂取基準と摂取量等 3

一般の食品から摂取するビタミンDだけでは免疫力の調整、癌や糖尿病等の生活習慣病の予防には不足するため、サプリメントからもビタミンDを摂取している。ビタミンDのサプリメントを摂取し始めてから風邪を引かなくなり、花粉症が無くなる等の効果を実感。
生命と健康長寿に必要な栄養素の摂取基準と摂取量等

二度目の人生における健康的な食生活 61~生命と健康長寿に必要なビタミンDの摂取基準と摂取量等 2

ビタミンDは、摂取量の日間変動が非常に大きく、かつ、総摂取量の8割近くが1種類の食品群である魚介類(鮭、鰯、鯖)に由来するという特殊な栄養素である。ビタミンDの食事摂取基準の活用に当たっては、各個人の環境・生活習慣を考慮することが望ましい。