「現世で再誕し二度目の人生を本気で生きる」ということについて その2 「二度目の人生をやり直す」について

申年生まれの古稀ブロガーが還暦で再誕したイメージ画像 現世で再誕し二度目の人生を本気で生きる

「還暦」は「二度目の人生」をやり直せという昔の智人の教えである

 「自分自身が一番良いと思える生き方」を探しながら歩んで行こう』と考えていた2016年に(満年齢での)還暦を迎えました。

 皆様ご存知のとおり、還暦十干十二支が一巡して誕生した年の干支に還ることから赤ちゃんに還るとされています。
 また、昔読んだ「人間の本来の寿命は120歳である」という一説を思い出し、私はこれらを合わせ、「還暦」とは、昔の智人達による『人生120年時代を見越して、60歳生まれ変わり二度目の人生をやり直せ』という教えだと解釈しました。

 そして、『自分は、今日の還暦を以て、現世で再誕、即ち、生まれ変わって「二度目の人生をやり直す』ことを今後の自分の生き方にしようと決めました。
 「再誕」とか「生まれ変わって」としたのも、「セカンドライフ回目の人生」ではなく「度目の人生」としたのも、「還暦以降の人生」を「それまでの人生の延長線」として、ましてや「余生」とか「オマケ」として生きるのではなく、「全く新しい人生として生きたい」と考えたからです。

 しかしながら、いくら気持ちの上で再誕したと決めても、体は前世の還暦の時のままであり、若々しい体に戻った訳ではありません。また、当時、持病である逆流性食道炎の症状と、それまでは担当医師から“健康優良児”と褒められたこともある健康診断の結果が徐々に悪化し始めていたことから、健康についても少しは真剣に考えるようになりました。

 そして、「二度目の人生」の第一歩として、(勤務時間の関係で)“可能な範囲”での生活習慣の改善、特に、帰宅後におけるエアロバイクフィットネスバイク)によるトレーニングの本格化と、(仕事の関係で外食や、スーパーの弁当・惣菜コーナー、コンビニ等に頼らざるを得なかったため)“可能な範囲”での食生活の改善を始めました。

二度目の人生においては「好きなことを好きなだけやりたい」

 それからの約2年間、「二度目の人生」をやり直すと決めはしたものの、具体的に、何をどうやり直すのかは手探り状態のままでした。

 2018年頃、ふとしたきっかけで、「プロローグ その1 前世における誕生から大学まで」で書きましたとおり、物心ついた時から大学時代までは、好きなことを好きなだけやることが出来たことを思い出し、二度目の人生においては、先ずは好きなことを好きなだけやりたいと思いました。

 そのため、「好きなこと」をリストアップし、その中から実際にできることを選ぼうとしましたが、例えば・・・
・ 自転車で日本一周した後に外国を自転車で回る。
 →生活習慣、特に(抜本的に改善するためには自炊が必須条件となる)食生活の改善と両立しない
・  大学時代から学び続けてきた生物化学栄養化学関係の仕事する。
 →学位も実績も無いのにそうした仕事無理である。
・ ブログYouTubeを再開する。
 →今の自分にはブログYouTubeで発信するだけの価値のあるものは何も無い。
・・・と「好きなことを好きなだけやる」ことは難しいと思い至りました。

 この頃、AI、特に生成AIの開発が急激に進み始めていたため、取り残されれてなるものかと始めたAIの勉強がAIにのめり込む切掛となってしまいました。
 その結果、「二度目の人生」でやりたい「好きなこと」が一つ増えてしまい、何をどうするのかの堂々巡りに拍車が掛かってしまいました。

 しかも、今後のAI開発の加速を考えると、今更、AIによって置き換わられるであろう分野に手を付けたしても、若い頃に挫折したHPブログの二の舞になるだけだろうと思考の範囲を狭める結果となりました。

二度目の人生をやり直すための生活習慣の改善

 還暦から始めた食生活の改善が中途半端なものであったため、逆流性食道炎の症状が更に酷くなるとともに、2017年(前世からの通算で61歳)頃から翌2018年頃にかけての健康診断の結果はそれまでの人生において最悪の状態を示す値になっていました。

 そのため、「二度目の人生」において何をするにしても、先ずは健康を取り戻さなければ始めらないと考え、真剣に生活習慣の改善、特に食生活の改善に取り組み始めました
 その結果、逆流性食道炎の症状と健康診断の結果を、完全に健康と言えるまで戻すことは出来ないにしても、大幅に回復することが出来ました。

 大学時代から学び続けてきた生物化学(生化学)」や「栄養化学」の専門知識がこの改善に大きく貢献したことは本当に良かったと思っています。
 もしも、逆流性食道炎や、健康診断の結果を放置していたら、健康状態はどんどん悪化して、今頃は重大な病気に罹り「二度目の人生」どころの話ではなくなっていたかもしれません。

還暦から再々就職先を退職するまでの5年余を振り返って

 『還暦を以て現世で再誕し、二度目の人生をやり直し、好きなことを好きなだけしよう』と決めはしましたが、再々就職先を退職するまでに、具体的に何をどうするかを決めることは出来ませんでした

 しかしながら、この間、人生とは何か、人間は何のために生きるのか、何をすれば世の役に立つのか、どうすれば幸せに生きることができるのか等々を改めて考えることができました。
 また、生活習慣の改善によって、健康状態を大幅に良くすることもできました

 還暦から再々就職先を退職するまでの5年余二度目の人生好きなことを好きなだけするための準備期間にはなったと思います。

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