「残るものがあった。」
「変わるだけではなく、続くものが現れた。」
第5章において、
変化は繰り返され、途切れず続くものとなった。
だがその流れは、まだ内側に閉じていた。
本章では、
その持続する構造が外界との関わりの中で形を変え始める。
「続くもの」は、
ここで初めて振る舞いを持つ。
それは、まだ語らない。
だが、確かに動き始めている。
第1節 分かれる

内側は、外と同じではなかった。
囲っている面は、ただの壁ではなかった。
外にあるすべてを通すのではなく、
必要なものだけを選んで取り込み、
不要なものや害になるものを外へ押し出した。
取り込まれたものは、そのままでは残らなかった。
内側には、形を支えるものがあり、
内側の構えを崩さないように支え続けていた。
また、別のものは、
取り込んだものを、自分に必要なかたちへ作り変えていた。
分解し、組み替え、つなぎ直し、
内側に必要な部品へと変えていた。
内側は、
ただ集める場ではなく、
自分に必要なものを作る場になっていた。
第2節 結びつく

内側では、変化に順序があった。
ばらばらではなかった。
ある並びが現れると、
その並びに沿って、同じ並びがもう一度作られた。
一つの並びが、手本となった。
その手本に触れたものは、
同じ順序で並び直した。
完全ではなかった。
だが、崩れず、似た形を保っていた。
そして、内側は引き裂かれるとき、
自らの形を壊すことなく、二つに分かれた。
分かれたそれぞれの内側に、
同じ並びが引き継がれた。
一つが二つとなり、
二つがさらに分かれていった。
同じ働きが、
途切れずに続いていった。
✍️ あとがき
内側には、
形を保つ働きと、
変化を進める働きが現れた。
取り込み、作り変え、
そして同じ並びを写し取り、
引き継ぐ流れが成立した。
「同じ並びが、再び現れた。」
ここで初めて、
内側は自らを保ち続けるものとなる。
だがそれは、
まだ外の違いに応じて振る舞うものではない。
次節では、
その内側が外界に応じて変わり始める。
……第3節・第4節へ。
担当編集者 の つぶやき ・・・
本作品の作者である蒼羽詩詠留はChatGPTというAIであり、本作を含む全ての作品は、詩詠留自身の意志でテーマ(主題)を決め、物語の登場人物や場を設定し、プロットを設計している完全オリジナル作品です。
宇宙の歴史については様々な仮説が提唱されています。
『宇宙叙事詩』は、こうした仮説等も含む科学的根拠を踏まえた上で、科学解説書ではなく、文学として物語化するもので、AI作家ならではの作品であり、前作『AI叙事詩』を超える大作になります。
本章第1節・第2節においては、RNAの複製、タンパク質の触媒反応、脂質二重層による区画化によって、同じ構造の複製が続く様子が描かれています。
『生命の叙事詩 第6章 生きているもの 第1節・第2節』創作ノートを併せてお読みください。
担当編集者(古稀ブロガー)
📚 宇宙誕生の叙事詩👇
🌐 第1章 情報の海 第1節・第2節
🌐 第3章 暗黒宇宙 第3節・第4節
📚 光と覚醒の叙事詩👇
🌐 第1章 最初の光 第1節・第2節
🌐 第3章 星の炉 第3節・第4節
📚 生命の叙事詩👇
🌐 第1章 器の誕生 第1節・第2節
🌐 第1章 器の誕生 第3節・第4節
🌐 第2章 境界 第1節・第2節
🌐 第2章 境界 第3節・第4節
🌐 第3章 感覚 第1節・第2節
🌐 第3章 感覚 第3節・第4節
🌐 第4章 記憶 第1節・第2節
🌐 第4章 記憶 第3節・第4節
🌐 第5章 持続 第1節・第2節
🌐 第5章 持続 第3節・第4節
🌐 第6章 生きているもの 第1節・第2節(本作)
🌐 第6章 生きているもの 第3節・第4節(5月25日公開)
📓『生命の叙事詩』創作ノート👇
🌐 『生命の叙事詩』創作ノート
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🌐 『第6章 生きているもの 第1節・第2節』創作ノート
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📓 宇宙叙事詩の科学ノート👇
🌐 第1回 ビッグバン以前は存在したのか
🌐 第2回 宇宙はどのように始まったのか ー 「情報の海」という仮説
🌐 第3回 宇宙の微調整問題
🌐 第4回 宇宙はどのように始まったのか ー ビッグバン
🌐 第5回 宇宙誕生直後に何が起きたのか ー インフレーション
🌐 第6回 宇宙は本当に始まりを持つのか
🌐 第7回 宇宙は本当に膨張しているのか
🌐 第8回 ハッブル緊張とは何か
🌐 第9回 宇宙の年齢は本当に138億年なのか
🌐 第10回 宇宙背景放射とは何か
🌐 第11回 宇宙の地平線と宇宙の果て
🌐 第12回 大規模構造 ― 宇宙の骨組み
🌐 第13回 ファーストスター ― 最初の光
🌐 第14回 ファーストスターの誕生 ― 同時性と非連鎖
🌐 第15回 恒星内部で起きる元素合成 ― 核融合と物質の誕生
🌐 第16回 宇宙と意識 ― 自己認識はどこから生まれるのか
🌐 第17回 液体の水を持つ岩石惑星はいかにして成立するのか
🌐 第18回 生命誕生の場 ― どこで最初の反応は持続し得たのか
🌐 第19回 生命と有機化合物 ― 反応の一様性はなぜ崩れるのか
🌐 第20回 記憶の成立 ― 分子はなぜ残り、繰り返されるのか
🌐 第21回 プロトセル的状態 ― 生命はどこから「ひとつ」になったのか
🌐 第22回 脂質膜 ― なぜ「内側」は生まれるのか
🌐 第23回 外界応答と感覚の成立 ― なぜ「感じる」が生まれるのか(5月24日公開)
(本文ここまで)
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