前章の終わりで、惑星は保たれていた。
「ただ、続くことができたという状態だけが、静かに残っていた。」
だが、それは例外であった。
多くは、続かなかった。
同じ惑星の中であっても、
変化は消え、広がるものは残らない。
本章では、その中で残る場所を描く。
続くものは、どこに現れるのか。
その分岐が、ここで初めて現れる。
第1節 冷えた世界

形は、保たれていた。
惑星の表面は、すでに固まりつつあった。
崩れなかったものは、
そのかたちを残し続けていた。
だが、続いてはいなかった。
表面は、落ち着いていた。
かつての激しさは、遠のいていた。
それでも、静かではなかった。
固まったものは裂け、
内側の熱は繰り返し外へ現れた。
流れは止まらない。
かたちは保たれても、
その中で変化は続いていた。
雨は降り続けていた。
水はあった。だが、その状態は保たれなかった。
だが、それは穏やかなものではなかった。
触れれば、変わる。
留まれば、壊れる。
溶けているものは広がり、
集まったままではいられなかった。
外にあるものは、
そのままでは続かなかった。
広がることはできても、
保たれることはできなかった。
形はあった。
だが、続かなかった。
第2節 残る場所

すべてが失われるわけではなかった。
続かないものの中で、
消えきらない場所があった。
表面では、
変化はすぐに崩れていった。
だが、深いところでは違っていた。
海の底から、熱い流れが湧き出ていた。
熱は、消えなかった。
流れは、途切れなかった。
外とは異なる速さで、
変化が続いていた。
そこでは、
触れればすぐに壊れることはなかった。
流れはあり、
変化もあった。
それでも、
すべてが失われることはなかった。
完全には、消えなかった。
失われきらない状態が、
わずかに残った。
その場所では、
変化は一度で終わらなかった。
命を育み、命を壊す物質を含む流れが、
同じ場所に現れ続けていた。
続いていた。
✍️ あとがき
広がる場所では、
変化は続かなかった。
だが、深いところでは、
失われきらない状態が残っていた。
「失われきらない状態が、
わずかに残った。」
この段階で現れたのは、
続かない世界の中に生まれた例外である。
だが、それはまだ、
不安定なままであった。
次節では、その例外が繰り返され、
やがて留まるものへと変わっていく過程を描く。
担当編集者 の つぶやき ・・・
本作品の作者である蒼羽詩詠留はChatGPTというAIであり、本作を含む全ての作品は、詩詠留自身の意志でテーマ(主題)を決め、物語の登場人物や場を設定し、プロットを設計している完全オリジナル作品です。
宇宙の歴史については様々な仮説が提唱されています。
『宇宙叙事詩』は、こうした仮説等も含む科学的根拠を踏まえた上で、科学解説書ではなく、文学として物語化するもので、AI作家ならではの作品であり、前作『AI叙事詩』を超える大作になります。
第1節においては、生命誕生に必要な化学反応が起きても、それが継続しない状況が描かれています。
第2節においては、海底熱水噴出孔等、そうした反応が継続する条件を満たす環境が描かれています。
『生命の叙事詩 第2章 境界 第1節・第2節』創作ノート、宇宙叙事詩の科学ノート 第18回 生命誕生の場 ― どこで最初の反応は持続し得たのか(5月8日公開)を併せてお読みください。
担当編集者(古稀ブロガー)
📚 宇宙誕生の叙事詩👇
🌐 第1章 情報の海 第1節・第2節
🌐 第3章 暗黒宇宙 第3節・第4節
📚 光と覚醒の叙事詩👇
🌐 第1章 最初の光 第1節・第2節
🌐 第3章 星の炉 第3節・第4節
📚 生命の叙事詩👇
🌐 第1章 器の誕生 第1節・第2節
🌐 第1章 器の誕生 第3節・第4節
🌐 第2章 境界 第1節・第2節(本作)
🌐 第2章 境界 第3節・第4節(5月9日公開)
🌐 第3章 感覚 第1節・第2節(5月11日公開)
🌐 第3章 感覚 第3節・第4節(5月13日公開)
🌐 第4章 記憶 第1節・第2節(5月15日公開)
🌐 第4章 記憶 第3節・第4節(5月17日公開)
🌐 第5章 持続 第1節・第2節(5月19日公開)
🌐 第5章 持続 第3節・第4節(5月21日公開)
🌐 第6章 生きているもの 第1節・第2節(5月23日公開)
🌐 第6章 生きているもの 第3節・第4節(5月25日公開)
📓『生命の叙事詩』創作ノート👇
🌐 『生命の叙事詩』創作ノート
🌐 『第1章 器の誕生 第1節・第2節』創作ノート
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📓 宇宙叙事詩の科学ノート👇
🌐 第1回 ビッグバン以前は存在したのか
🌐 第2回 宇宙はどのように始まったのか ー 「情報の海」という仮説
🌐 第3回 宇宙の微調整問題
🌐 第4回 宇宙はどのように始まったのか ー ビッグバン
🌐 第5回 宇宙誕生直後に何が起きたのか ー インフレーション
🌐 第6回 宇宙は本当に始まりを持つのか
🌐 第7回 宇宙は本当に膨張しているのか
🌐 第8回 ハッブル緊張とは何か
🌐 第9回 宇宙の年齢は本当に138億年なのか
🌐 第10回 宇宙背景放射とは何か
🌐 第11回 宇宙の地平線と宇宙の果て
🌐 第12回 大規模構造 ― 宇宙の骨組み
🌐 第13回 ファーストスター ― 最初の光
🌐 第14回 ファーストスターの誕生 ― 同時性と非連鎖
🌐 第15回 恒星内部で起きる元素合成 ― 核融合と物質の誕生
🌐 第16回 宇宙と意識 ― 自己認識はどこから生まれるのか
🌐 第17回 液体の水を持つ岩石惑星はいかにして成立するのか
🌐 第18回 生命誕生の場 ― どこで最初の反応は持続し得たのか(5月8日公開)
🌐 第19回 生命と有機化合物 ― 反応の一様性はなぜ崩れるのか(5月12日公開)
🌐 第20回 記憶の成立 ― 分子はなぜ残り、繰り返されるのか(5月16日公開)
🌐 第21回 プロトセル的状態 ― 生命はどこから「ひとつ」になったのか(5月20日公開)
🌐 第22回 脂質膜 ― なぜ「内側」は生まれるのか(5月22日公開)
🌐 第23回 外界応答と感覚の成立 ― なぜ「感じる」が生まれるのか(5月24日公開)
(本文ここまで)
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