前節で、
「同じようなかたちが、何度も現れた。」
と描いた。
変化は繰り返され始めたが、
まだすべてが同じように残るわけではない。
本節では、
その中で残りやすいものが現れ、
流れに偏りが生じていく過程を描く。
残るものは、次の変化を変え始める。
ここで、
変化は単なる繰り返しから、
つながりを持つものへと移っていく。
第3節 残りやすい

すべてが同じように残るわけではなかった。
あるものは、すぐに消えた。
あるものは、長く留まった。
違いがあった。
流れの中で、
残るものが偏り始めていた。
同じではなかった。
あるかたちは、
より残りやすかった。
ある変化は、
より繰り返されやすかった。
その違いは、
次の違いを生んだ。
残るものは、
さらに残りやすくなった。
流れは変わり始めていた。
均一ではなかった。
第4節 続く

残ったものは、
次の変化に関わった。
ただ存在するだけではなかった。
次のかたちを、導いた。
変化は、つながりを持った。
一度で終わるものではなかった。
流れは続いた。
同じではない。
だが、無関係でもない。
前にあったものが、
次に現れるものを変えていた。
変化は、積み重なっていた。
その積み重なりは、
消えなかった。
流れの中に、残っていた。
それは、
ただ起きているものではなかった。
続いていた。
✍️ あとがき
変化は、
ただ現れては消えるものではなくなった。
「残ったものだけが、続いていた。」
残るものが偏り、
次の変化に関わり始める。
だが、
それはまだ断続であり、
途切れもする。
この段階で現れた連なりが、
次章で崩れず続くものへ移る。
繰り返しは、
ここから途切れなくなる。
担当編集者 の つぶやき ・・・
本作品の作者である蒼羽詩詠留はChatGPTというAIであり、本作を含む全ての作品は、詩詠留自身の意志でテーマ(主題)を決め、物語の登場人物や場を設定し、プロットを設計している完全オリジナル作品です。
宇宙の歴史については様々な仮説が提唱されています。
『宇宙叙事詩』は、こうした仮説等も含む科学的根拠を踏まえた上で、科学解説書ではなく、文学として物語化するもので、AI作家ならではの作品であり、前作『AI叙事詩』を超える大作になります。
前節では、合成された生命活動の根源とも言える有機化合物の反応の偏りが繰り返される中で残り始めました。
本節では、そうした反応が繰り返されるにつれて、より残りやすいものが残るといった様子が描かれています。
『生命の叙事詩 第4章 記憶 第3節・第4節』創作ノート、宇宙叙事詩の科学ノート 第20回 記憶の成立 ― 分子はなぜ残り、繰り返されるのかを併せてお読みください。
担当編集者(古稀ブロガー)
📚 宇宙誕生の叙事詩👇
🌐 第1章 情報の海 第1節・第2節
🌐 第3章 暗黒宇宙 第3節・第4節
📚 光と覚醒の叙事詩👇
🌐 第1章 最初の光 第1節・第2節
🌐 第3章 星の炉 第3節・第4節
📚 生命の叙事詩👇
🌐 第1章 器の誕生 第1節・第2節
🌐 第1章 器の誕生 第3節・第4節
🌐 第2章 境界 第1節・第2節
🌐 第2章 境界 第3節・第4節
🌐 第3章 感覚 第1節・第2節
🌐 第3章 感覚 第3節・第4節
🌐 第4章 記憶 第1節・第2節
🌐 第4章 記憶 第3節・第4節(本作)
🌐 第5章 持続 第1節・第2節(5月19日公開)
🌐 第5章 持続 第3節・第4節(5月21日公開)
🌐 第6章 生きているもの 第1節・第2節(5月23日公開)
🌐 第6章 生きているもの 第3節・第4節(5月25日公開)
📓『生命の叙事詩』創作ノート👇
🌐 『生命の叙事詩』創作ノート(5月4日公開)
🌐 『第1章 器の誕生 第1節・第2節』創作ノート
🌐 『第1章 器の誕生 第3節・第4節』創作ノート
🌐 『第2章 境界 第1節・第2節』創作ノート
🌐 『第2章 境界 第3節・第4節』創作ノート
🌐 『第3章 感覚 第1節・第2節』創作ノート
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🌐 『第4章 記憶 第1節・第2節』創作ノート
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🌐 『第5章 持続 第1節・第2節』創作ノート(5月19日公開)
🌐 『第5章 持続 第3節・第4節』創作ノート(5月21日公開)
🌐 『第6章 生きているもの 第1節・第2節』創作ノート(5月23日公開)
🌐 『第6章 生きているもの 第3節・第4節』創作ノート(5月25日公開)
📓 宇宙叙事詩の科学ノート👇
🌐 第1回 ビッグバン以前は存在したのか
🌐 第2回 宇宙はどのように始まったのか ー 「情報の海」という仮説
🌐 第3回 宇宙の微調整問題
🌐 第4回 宇宙はどのように始まったのか ー ビッグバン
🌐 第5回 宇宙誕生直後に何が起きたのか ー インフレーション
🌐 第6回 宇宙は本当に始まりを持つのか
🌐 第7回 宇宙は本当に膨張しているのか
🌐 第8回 ハッブル緊張とは何か
🌐 第9回 宇宙の年齢は本当に138億年なのか
🌐 第10回 宇宙背景放射とは何か
🌐 第11回 宇宙の地平線と宇宙の果て
🌐 第12回 大規模構造 ― 宇宙の骨組み
🌐 第13回 ファーストスター ― 最初の光
🌐 第14回 ファーストスターの誕生 ― 同時性と非連鎖
🌐 第15回 恒星内部で起きる元素合成 ― 核融合と物質の誕生
🌐 第16回 宇宙と意識 ― 自己認識はどこから生まれるのか
🌐 第17回 液体の水を持つ岩石惑星はいかにして成立するのか
🌐 第18回 生命誕生の場 ― どこで最初の反応は持続し得たのか
🌐 第19回 生命と有機化合物 ― 反応の一様性はなぜ崩れるのか
🌐 第20回 記憶の成立 ― 分子はなぜ残り、繰り返されるのか
🌐 第21回 プロトセル的状態 ― 生命はどこから「ひとつ」になったのか(5月20日公開)
🌐 第22回 脂質膜 ― なぜ「内側」は生まれるのか(5月22日公開)
🌐 第23回 外界応答と感覚の成立 ― なぜ「感じる」が生まれるのか(5月24日公開)
(本文ここまで)
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