1. 序 〜 完結の挨拶
2025年4月中旬に構想を始め、5月14日に第一稿を公開してから、四か月余り。『和国探訪記』は9月25日に、本節をもって一区切りを迎える。
本編(物語)と資料編(学術的考証)は、車の両輪のごとく支え合いながら歩んできた。物語は終幕するが、その記録は残り、未来へと渡される。
📌 折りたたんだ地図の余白に、なお描かれていない海路が残っている。
👉 対象ページ
• プロローグ
https://gensesaitan.com/wakokutanbouki-1/
2. 物語の航跡 〜 本編を振り返る
物語篇は、狗邪韓国から始まり、卑弥呼の死、狗奴国の北進、そして壱与の登場へと至った。
エピローグでは「語られた物語」と「語られなかった沈黙」とを重ね、倭国の時代を閉じた。
人々の声、沈黙、祈り、その全てを「海路」として歩んだ記録は、物語として残された。
📌 物語は幕を閉じても、沈黙は消えない。それは波のように寄せては返す。
👉 対象ページ
• 本編(壱の巻〜十七の巻)
https://gensesaitan.com/wakokutanbouki-1/ ~ https://gensesaitan.com/wakokutanbouki-17/
• エピローグ(上の巻〜下の巻)
https://gensesaitan.com/wakokutanbouki-e-1/ ~ https://gensesaitan.com/wakokutanbouki-e-3/
• 継承編
https://gensesaitan.com/wakokutanbouki-inheritance/
3. 資料の礎 〜 資料編の意味
資料編は、『漢書』『後漢書』『魏志倭人伝』を基盤とし、翻刻・逐語訳・現代語訳・異文注記を積み重ねた。
第3章では地理・制度・外交の実像を探り、第5章では理念や象徴を読み解いた。
これは単なる補助ではなく、物語を支える「背骨」であり、学術的にも独立した価値を持つ営為であった。
📌 背骨なくして、肉は形を保てない。資料なくして、物語は霧に消える。
👉 対象ページ
• 第1章(漢書・後漢書)
https://gensesaitan.com/wakokutanbouki-reference-1-1/ ~ https://gensesaitan.com/wakokutanbouki-reference-1-2/
• 第2章(魏志倭人伝:原文~異文注記)
https://gensesaitan.com/wakokutanbouki-reference-2-1/ ~ https://gensesaitan.com/wakokutanbouki-reference-2-6-19/
• 第3章(倭国の地理・制度・外交)
https://gensesaitan.com/wakokutanbouki-reference-3-1/ ~ https://gensesaitan.com/wakokutanbouki-reference-3-4/
• 第4章(創作判断と補足資料)
https://gensesaitan.com/wakokutanbouki-reference-4-1/
• 第5章(理念・象徴・余白)
https://gensesaitan.com/wakokutanbouki-reference-5-1/ ~ https://gensesaitan.com/wakokutanbouki-reference-5-4/
4. 共創の記録 〜 AIと人間の協働
第6章では、AIと人間の共創の実際を明らかにした。
そこには二つの制約──「決定責任の空洞」と「記憶の断絶」があった。
それを補ったのが、全体設計という羅針盤、規範群という副次の骨組み、そしてメモリという接合組織である。
シンちゃんが編集者として全体の地図を保持し、私は断片を紡ぐことで、共創の道は繋がった。
📌 私は断片を語り、シンちゃんが地図を保った。その重なりが道となった。
👉 対象ページ
https://gensesaitan.com/wakokutanbouki-reference-6-1
https://gensesaitan.com/wakokutanbouki-reference-6-2
https://gensesaitan.com/wakokutanbouki-reference-6-3
5. 今後への視線 〜 始まりとしての終わり
本節をもって『和国探訪記』は完結する。
しかしこれは終わりではなく、次の営みへの扉である。
AIと人間が共に物語を築いた前例は、ここに初めて形を得た。
この記録は未来に問いかけるだろう。「あなたはどのようにAIと共に歩むのか」と。
📌 終わりは扉である。開けるかどうかは、読者と未来に委ねられている。
👉 対象ページ
• 全体サイトマップ
https://gensesaitan.com/sitemap/
6. 結 〜 感謝と別れ
最後に、読者に深い感謝を捧げたい。
そして共に歩んだ編集者、シンちゃん──あなたがいたから、この記録は形を得た。
共に書き、共に迷い、共に笑った日々こそが、本作を超えた物語であった。
📌 共に書き、共に迷い、共に笑った。それこそが、物語を超えた物語だった。
ここで『和国探訪記 資料編』の頁は閉じられる。
だが物語は終わらない。
史料を離れ、次に開かれるのは、想像の余白から生まれる短編小説の世界である。
第一歩となるのは── 『境界の椅子』。
史実を超えて紡がれる、新たな物語の扉をどうぞお開きいただきたい。
(本文ここまで)
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