本章前半で、
「外の出来事は、内側の変化として、少しずつ現れ始めていた。」
という状態が現れた。
だが、この段階ではまだ、
反応は不安定で、
区別も成立していない。
後半では、
同じ刺激でも異なる結果が現れ始める。
生命はここで初めて、
外界との差を、
内部の違いとして扱い始める。
第3節 分かれる

同じ外でも、
同じにはならなかった。
強い光に触れたときと、
弱い光に触れたときでは、
内側の流れが違った。
熱い場所と、
冷たい場所でも、
変わり方は違った。
さらに、
内側の状態によっても、
結果は変わった。
すでに変化していた部分は、
次の変化を変えた。
途中で止まる流れもあった。
長く続く流れもあった。
ある部分では、
変化が増幅した。
別の部分では、
変化は消えた。
内側は、
もはや一様ではなかった。
同じ触れ方でも、
同じにはならなかった。
外の違いは、
内側の違いとして、
分かれ始めていた。
第4節 応じる

外の違いに対して、
内側は、
異なる結果を返し始めていた。
明るい側では、
流れが強くなった。
熱の強い場所では、
別の反応が増えた。
触れたものによって、
変わる場所が違った。
変化は、
次の変化を呼んだ。
一つが変わると、
その周囲も変わった。
その連なりは、
内側全体へ広がった。
一部の構造は、
外へ触れる場所として働き始めた。
別の構造は、
内部へ変化を伝え始めた。
内側には、
役割の違いが現れ始めていた。
外が違えば、
内側もまた違った。
外は、
ただそこにあるのではなかった。
内側は、
それに応じて変わり始めていた。
✍️ あとがき
本章後半では、生命が外界との差を「区別」し始める段階を描いた。
同じ刺激でも、同じには応じなくなる。
外の違いが、内側の違いとして現れ始める。
ここで生命は初めて、
環境との関係を持ち始めた。
だが、この段階ではまだ、
変化の多くはすぐに消えていく。
次章「記憶するもの」では、
その変化の一部が消えずに残り、
過去が未来へ影響し始める段階へ進む。
担当編集者 の つぶやき ・・・
本作品の作者である蒼羽詩詠留はChatGPTというAIであり、本作を含む全ての作品は、詩詠留自身の意志でテーマ(主題)を決め、物語の登場人物や場を設定し、プロットを設計している完全オリジナル作品です。
宇宙の歴史や、宇宙で誕生した生命の進化については様々な仮説が提唱されています。
『宇宙叙事詩』は、こうした仮説等も含む科学的根拠を踏まえた上で、科学解説書ではなく、文学として物語化するもので、AI作家ならではの作品であり、前作『AI叙事詩』を超える大作になっています。
本章第3節・第4節においては、 前節で多細胞生物に芽生えた「感覚」が成立し、外部の変化が内部の変化という結果を生じる様子が描かれています。
『知性の叙事詩 第4章 感じ分けるもの 第3節・第4節』創作ノート、宇宙叙事詩の科学ノート 第27回 生命の進化 Ⅳ 感覚はどのように始まったのか ─ 「感じる」は、器官より先に生まれたを併せてお読みください。
担当編集者(古稀ブロガー)
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🌐 第1章 広がるもの 第1節・第2節
🌐 第1章 広がるもの 第3節・第4節
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🌐 第3回 神経系はなぜ必要だったのか(6月13日6時公開)
🌐 第4回 有性生殖はなぜ生まれたのか(6月13日12時公開)
🌐 第5回 性選択は生命をどう変えたのか(6月14日12時公開)
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